乗り物雑貨ブログ

乗って揺られて観て食べて

天国のチャンピオン 【J.リント】

F1ドライバー ヨッヘン・リント[1942~1970] 

1970年、シーズン後半、イタリア、モンツァで練習中に不慮の事故で死亡、
皮肉にも、其の年、初めてのワールドチャンピオンを命と引きかえに獲得したんですね。

リントの死後、タイトルを争っていたJ.イクスだったと思いますが、
終戦で優勝もしくは、2位であれば、タイトル獲得できたのですが、
その最終メキシコ戦で終盤に3位を走行のイクスは、2位を抜くことなく、
いや、抜けなかったのかは定かでありませんが
そのまま、3位でゴール、そして、リントが天国のチャンピオンとなったのですね。

イクスへのインタビューでは、記者が「イクスさん、わざと、2位を抜かなかったのですか?」
イクスは、「いや、抜けなかっただけさ」・・・・・・・

古い記憶を頼りに、書き込みしましたので、もし、間違っていたらスイマセン


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J.リント オーストリア 1942年生まれ 

優勝6回・PP10回



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1970年、ロータス72C イタリア モンツァサーキット事故現場


1976年、富士にF1が開催された時以降、F1に興味を持ち、雑誌を読んでいてリントを知りました
リントは、ザ・タイガーと言われていたそうです。

記事に、当時、リントと同じチームであったセカンドドライバーが、チームオーナーに
「リントのマシンの方がいいから速いんだ」と言った話を聞いて
リントは、「じゃぁ、俺が、セカンドドライバーの車に乗ってもいいよ」
で、コースに出ると何週かで、セカンドドライバーのタイムを上回る・・・

先回、記事にした、人のいいピーターソンも同じような逸話がありました
現代のF1とは、時代が違うとしてもドライバーの力量が多く占めていたのかもしれませんね。