乗り物雑貨ブログ

乗って揺られて観て食べて

【大分】日本最古の有料道路 青の洞門

青の洞門(大分県中津市本耶馬渓町樋田)
今回のタビックスのツアーは、

初日:岡山駅から新幹線で博多へ⇒菊水⇒菊池渓谷大観峰⇒黒川温泉

2日目:黒川温泉⇒岡城⇒野尻の滝⇒臼杵石仏像⇒湯の花小屋⇒湯布院

3日目:湯布院⇒宇佐八幡宮青の洞窟⇒日田 豆田町⇒博多会館⇒博多駅から岡山駅

という行程でした。

福岡には、合わせて3年ほど住んでいたこともあるし、九州の大まかな観光地は既に行ったこともあるし、まぁ費用は会社持ち、更に小遣いも頂けるしと気楽なものです。

ただ、ツアーの予定表を見ると聞いたことのある地名ではあるものの、特にわざわざ寄ったりもしていない観光地なので、添乗員に九重大橋はどうしていかないの? なんて聴いたりもしていました。

バス移動では、ビールを飲んで眠ったり、起きてはガイドさんの説明に聞き入ったりしていました。

おやっ! なんで狭い道にバスが止まるのか、と思っていたら、ガイドさんが「
足の悪い方は、このままバスに乗っていて下さい。青の洞門を見られる方は、ここでバスを降りてください。数百メートル先のトンネル出口でバスが待っていますから」

こんなところに洞窟があるのかとバスを降りる

イメージ 1ツアー客の最後尾を歩きながら、
このトンネルが青の洞門か?








イメージ 2なんと! 驚いてしまった。

トンネルの脇に洞窟が掘られ、岩盤をくり抜き、明り取りまで作られていました。
この洞窟は、和尚による手彫りだと聞いて、恐れ入った。

テレビで見たが、こんな景色中国にもあったぞ



参考写真 中国断崖絶壁郭亮村
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そうそう、テレビで見たのは、
中国断崖絶壁郭亮村
断崖絶壁の上に住む村人が、長年かけて洞窟を彫り道を作ったという奇跡

参考写真 中国断崖絶壁郭亮村
イメージ 4
一度は見てみたいと思っていました。

なんと規模は違えど日本にも青の洞門という奇跡があったのですね。



イメージ 5洞窟の中には、手彫り姿の禅海和尚がありました。









イメージ 6最初の洞窟を出たところです
自然にできた洞窟のようで手彫り感が伝わってきます。









イメージ 7
洞窟を出て次のトンネルへと向かいます。









イメージ 8どうも、もう一本、洞窟があるようです。










イメージ 9先ほどと同様、トンネル脇に洞窟の入口がありました。

今度は、少し狭く、中は暗いです。








イメージ 10天井に電灯あったような気がします。










イメージ 11洞窟の出口には、階段がありました。










イメージ 12禅海和尚の銅像もありました










イメージ 13先ほど通った洞窟あたりを外から見ると、確かに断崖絶壁で、すぐそばには川がながれています。






イメージ 14

画像を拡大してみると、画像左あたりの穴らしき部分が、洞窟の明り取りで岩盤をくり抜いたところですかね?







イメージ 15断崖の中腹あたりに白く横に線が通っているところを、この洞窟ができるまえまで、鎖をつかみながら通行していたそうです。








後で知ったことですが、文は引用)諸国遍歴の旅の途中ここに立ち寄った禅海和尚が、断崖絶壁に鎖のみで結ばれた難所で通行人が命を落とすのを見て、ここにトンネルを掘り安全な道を作ろうと、托鉢勧進によって掘削の資金を集め、石工たちを雇ってノミだけで30年かけて掘り抜いたということです。

第1期工事の完成後には、通行人から人4文、牛馬8文の通行料を徴収したといも言われ、日本最古の有料道路ともいわれているそうです。

素晴らしい話です。

ただ、他の内容を見ると、禅海和尚は徴収した通行料で優雅に暮らしたそうです。二期工事以降は村人の手によって掘られたとも書かれていました。

う~ん・・・、ただ、後世に残る当時の大事業であったことは、紛れもない事実ですから、改めて感心するほかないでしょう。

こんな、素晴らしい観光地があったなんて、知りませんでした。


イメージ 16ちなみに昼食は、青の洞門向かいのレストハウス









イメージ 17耶馬豚渓豚陶板御膳でした
このツアー、食事は、余る程の品数で、3日目ともなると、単なる麺類だけが恋しくなってしまいました。

前日には、観光地散策でも金賞コロッケ、唐揚げなど、旅を共にした仲間も食べてみたいところだったのですが、豪華で量もたっぷりの夕食であることを考えると、ここは控えるべきかなんて言っていました。
私も同感でした。


高齢者向きのツアーだと豪華な食事と全食事付きが好まれるようです。

私も高齢者のうちですが・・・

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イメージ 19亀の井バス