乗り物雑貨ブログ

乗って揺られて観て食べて

自動二輪大型一発試験に挑戦

昭和49年、高校2年になって、数Ⅰ・数ⅡBそして、次は数Ⅲ、物理も化学も古文も漢文もややこしくなって、勉強しなくちゃついていけない。あぁ、面倒くさいな、早く車の免許取りたいなと思っていました。
 
友人にも少しはバイクに乗っている人もいて、リアに乗せてもらう機会もありました。ただ、あまりバイクには興味がなかったですね。
 
車の免許が取れるまで1年少々、せめて、バイクの免許でも取ってたらスピード感覚だけは養えるかなと、夏休みにバイクの免許を取りに行くことにしました。
 
免許の種類は、自動二輪小型と大型の2種類です。中型免許は、なんと翌年から始まったと聞きます。
 
わざわざ、125CCまでしか乗れない小型免許を取っても意味ないので、大型を取ることにしました。当然、高校は大型免許取得は禁止です。
 
まず、書店に行き、学科の本を購入、次に一発試験を行っている岡山市郡の運転免許試験場に行って、どのようなコースか、どのような手続きがいるかを調べました。
試験で乗るバイクは、ホンダCB350セニアという画像のようなバイクでした。
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バイクのクラッチなど操作したことないので、友人のハスラー50を少し拝借、クラッチ感覚を覚えるために、停止から数メートルの前進を何度か試しました。
 
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試験場のコース図をみると、一本橋走行とスラロームがあるようです。親父のスーパーカブを勝手に持ち出し、家の前、私道に線を引いて一本橋走行、空き缶を置いてスラロームの練習をしました。
 
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さて、試験当日、自宅から自転車で試験場に向かいました。午前中に学科試験です。合格すれば午後から実技試験です。学科試験は合格して、午後から実技試験となりました。食堂でハヤシライスを食べて、本日のコースは○番、コース図を鉛筆で書き留めて、コースを歩きイメージをつかみます。ちなみに費用は1回で県証紙1,100円だったと記憶しています。
 
ドキドキ、午後から実技スタートです、名前を呼ばれ、初めて大型バイクにまたがります。おぉ~、でかい、でかい、で、その後ははちゃめちゃ、周囲に笑われながらスタート地点に戻りました。
 
2回目、少しは走れるも、○○君、スタート地点に戻ってください。
3回目、4回目、完走できず。
5回目、完走するも不合格
 
6回目、我ながら中々うまくできた感触で完走・・・・番号札がひっくり返り、やったぁ~合格だ!
 
昭和49年8月10日、初めて免許証を手にして、深く感動~1974年夏でした。
 
免許取得に要した費用は、本代、試験などで約8,000円足らずだったでしょうか。
いまでも思います。取っててよかた~