乗り物雑貨ブログ

乗って揺られて観て食べて

家賃滞納 時効の中断

以前勤務の会社では、退去者滞納データがあり、それを確認しながら、各支店の担当者に回収指示を出していました。

勤務地から近場でかなりの家賃滞納をのこしたまま退去している案件がありました

早速、支店に回収指示をするも、どうも動く様子がない。誰だって、滞納家賃の回収作業などできればしたくないまぁ、あたりまえですね。

しかし、滞納額が多く、それに対し支店も動く気配がなく、更に短期消滅時効までそう残された期間がないことから私が単独で動いてみました

まず、居住地調査を行うと、その退去者は実家にいる様子、実家に訪ねると、母親が出てきました。母親は、連帯保証人です。当の本人は、不在の様子にて母親に家賃滞納があることを伝え、名刺を渡して帰りました

まもなく、事務所にえらい剣幕で、退去者から電話が入ってきました
母親に滞納を伝えたことが気に入らなかった様子。

二度と母親には話をするなと、もし、同じことがあれば・・・と大声で言いたい放題です。私の方としては、母親には今後言わない旨、口頭で伝え、本人への支払いをするよう進めていきました。何年も連絡がなく、突然支払えというのは、気に入らないなど、色々と話は交錯しました。最終、法的には支払う義務があることに退去者も納得、とりあえず、分割払いということで、書面を送りました。

しかし、書面の返信はなく、再三の連絡を入れていました。時折、相手も電話にでますが、のらりくらい

さてさて、そうこうしているうちに、2か月ほど経過、私も、その案件だけに関わっているわけでもなく、少し、緩めの対応に相手も私をなめてかかってきていました。

考えてみると時効まで、もう時間があまりなく、早急に処理しようと、相手に母親も含め法的手段を取らせていただくことを伝えると、またまた、相手は激怒、しかし、緩めの対応はここまでと話をすすめていきました

私の内心は時効の中断を図りたいので、相手には、とりあえず、わずかな金額でも支払ってもらえばいいですよと、すると相手は、5,000円でもいいかというので
それで結構ですと返答

時効の中断を図るには、支払督促などの法的手段、もしくは、一部でも返済の事実があれがよいので、かつ、実はこの案件、債権譲渡が認められず、
支払督促となれば、家主が原告になってもらわなければならない状況、家主は裁判には出ないと言っている。残る選択は、一部でも相手に返済してもらうしかない

結果、相手から時効前に5,000円の返済があり、一応、時効の中断はできました。
また、分割返済の書面も返信され1件落着となりました

その後、支店に任せていますが、私がその会社を去った今、おそらく回収はできていないでしょう。管理会社といっても家賃回収ができない社員は多く、また、面倒くさいことを行いたくない社員は多いですからね。

ただ、リフォーム契約だけは、精力的におこないますが・・・