賃貸物件のクロス張替え、平米単価とメーター単価

賃貸物件を退去する場合、クロス張替えがあり、単価が1,000円と見積もりに書かれていたとしよう。

クロスは９０ｃｍの幅でトイレットペーパーのようにロール状になっている。壁にクロスを貼る場合。天井から床へと縦に縦にと張っていく。そして、仮に１０ｍ分のクロスを使用したとすれば、実際の施工面積は、幅０・９ｍ×長さ１０ｍ＝９平米となる。

この場合、平米単価であれば、　単価1,000円×９平米＝９，０００円。
しかし、メートル単価であれば、単価1,000円×１０メートル＝１０，０００円となる。

同じ単価に見えても材料であるクロスの幅が９０ｃｍであることで、単価は１０％違うわけだ。
更に壁面に窓などがあれば、その部分のクロスは切り捨てられる。そこで、切り捨てたクロスまでを施工面積として見積もりに反映させる業者もいれば、切り捨てた窓の部分は、施工面積に反映させない業者もある。

また、壁のコンセント部分のクロスをカッターで切り込み、押し込んで、見えるところだけ綺麗にするなど手間を省く業者もいれば、コンセントを外してクロスを貼り、再度、コンセントをつける業者もあるなど様々である。

退去時の工事見積もりは、注意してみてみよう。