乗り物雑貨ブログ

乗って揺られて観て食べて

宇高航路 100年の歴史に幕を閉じる

岡山県玉野市宇野港)と香川県高港を結ぶフェリー2社(国道フェリー四国フェリー)が
来月(3月26日)に廃止となり、宇高航路は100年の歴史に幕を閉じることとなりました。
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宇高航路は、

1910年6月 国鉄宇高航路として開設

1988年 瀬戸大橋開通に伴い、宇高連絡線は廃止

高速料金値下げに伴い、利用客が激減

四国フェリー国道フェリーは、これ以上の維持は困難と判断

2010年3月26日、宇高航路100年の歴史に幕を閉じる

フェリーで宇野~高松間なら普通車で乗員1名なら2900円ですが
瀬戸大橋を使えば、児島(倉敷市)~高松まで4350円

しかし、高速道路が休日1000円になったことで瀬戸大橋を渡るまで1000円
そして、その先上限1000円で最大2000円となわけです。

しまなみ海道も瀬戸大橋も、途中に料金所があり、上限1000円は一旦中断されるものの
フェリーを使うより安い料金で四国へいけるわけです。

1988年、宇高連絡船の最終便が宇野港を出航するのを見に行きました。
蛍の光が流れる中、デッキと港の人とを結ぶ多数のテープが切れるまで
また、連絡線の灯りが見えなくなるまでその場で最後の便を見送りました。
丁度、宇高国道フェリー宇野港に入港中で、フェリーの乗客も
最後の連絡線に気づき、デッキから連絡線に手を振っていました。
そのフェリーも本年をもって廃止となる・・・・

時代の変化についていけなかったといえば、それまででしょうが
ゆったりとした旅情をそそる乗り物がまたひとつ消える
寂しいものですね。