乗り物雑貨ブログ

乗って揺られて観て食べて

乗降客を100年以上見続けた跨線橋 山陽本線 熊山駅

岡山駅から山陽本線上りに乗ると、西川原駅高島駅東岡山駅上道駅瀬戸駅万富駅(ここまでが岡山市)、そして7番目の駅、熊山駅赤磐市)があります。

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菜の花咲く、吉井川土手を下り



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土手から見ると、一番奥のオレンジ瓦の建物が、熊山駅の駅舎です。



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熊山駅前に到着、無人駅かと思いきや、有人駅にて入場券140円を買って



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ホームに入ると下りの貨物列車が通過




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この跨線橋は、明治45年(1912年)瀬戸駅に建造され、昭和35年(1960年)この熊山駅に移設されています。


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この通路を渡る乗降客を100年以上、見守ってきたわけです。



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この跨線橋の下を通るSLの煙に巻き込まれ、その後は、急行鷲羽、寝台特急瀬戸・月光、そして、寝台特急あさかぜ・あかつき、現在はサンライズ出雲と見続けてきたわけです。

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階段の両端にある鉄骨には・・・



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鉄道院


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そして、明治45年 横河橋梁製作所の文字が刻まれています。



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支柱となる鉄骨の下部は角柱、上部は円柱とおしゃれな骨組みとなっています。






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熊山駅周辺には、隠れた名所があるんですね。
また、別記事で・・・

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駅前の一等地の角地には、木造のそれも土壁がところどころ崩れかけた貸駐輪場があります。



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対面の角地には、簡易郵便局がありました。


跨線橋といい、こういった風情が、いつまで残り続けるか・・・

一日でも長く残り続けて欲しいと・・・願います。